食わずに死ねるか その27 ゲテモノの境界線



ノンアルチューハイって、アルコール0、プリン体0、糖質0、カロリー0なんだけど、じゃあこれ何が入っているのさ、何を飲まされているのさ! ベレー帽ですこんばんわ。

ノンアルビールは糞マズだけど、ノンアルグレープフルーツチューハイは飲めるね♪ サンガリア派です。


さて食わずに死ねるかシリーズも停滞して居ますが、実際もうそんなに食いたいものは残ってなく
死んでも良いかな?と食に関しては思って…ねーよ、まだ死にたくない! 何か食べてないものある筈だ!


と、言っても単純に食べてないものでもゲテモノに行ってしまうといけない。

それは珍しいのが当然で、美味くないのが分かり切っているからです。 美味ければ地球の裏側でも商社が仕入れてきます。

の、ですが近頃良く聞くジビエ程度なら全然OKで、鹿・兎・山羊など普通においしいですからね。

要するに、実際に現地の人なり、漁師・猟師なりは食べているものでないといけない。


条件の合う食べてないもので言うと、七面鳥、ホロホロ鳥、熊、ダチョウあたりですかね。コノワタ・クチコとかザザ虫もかな。

ペンギンの卵は面白そうだが入手できるのか?





さて段々雲行きが怪しくなってきましたがw

今回は



カエルを食してみました。 種類で言うとウシガエル


カエルの塩焼きです。

店は新宿の思い出横丁(ションベン横丁)にある、
朝起(あさだち)

この店は普通に居酒屋してるのですが、精力系の珍品を多く扱っています。扱っていますが普通の客は普通の物を食べてます。俺だけでした。

他にあるのは金玉とか豚の子宮とかですね。豚の子宮というとびっくりしますがコブクロというとある程度流通しているものというのが分かるかと。

この日もサンショウウオ焼きと前述はありましたが、(仕入れに拠るのであったりなかったり)カエル以外は頼んでません。

その辺は
余りにもゲテモノ寄りかなと、確かに食用ですがそれは漢方系の思想で、弱った部位を食うとか取り入れるとかの薬膳の期待値として食べる訳で、マムシ酒とか精力剤に多いのは味を期待するものではないので、毒じゃないから食べられる程度の代物。殆どは粉末にして薬にしてしまうよね。

で、このカエルですが、これはまあカエルの種類は問いませんが古来から食べられているし、フレンチ三ツ星レストランのミッシェルトロワグロのスペシャリテはグルヌイユといってカエルの脚なのですよ。 食べたことないけど。

噂によればカエルの味は鶏肉のようだと聞きます。

ワニにしても何にしても
みんな鶏肉説!

実食!

うまーい。これはイイネ。

鶏のようでもあり、焦げ目の部分は白身魚のようでもあるね。

これは焼き鳥とビールのように、とりあえずカエルとビール間違いない!

これは万人にお勧め。 まともに食えるゲテモノはレアw

とはいえ、値段は1,500円〜1,800円くらいとられたようです。時価なので。

ちゃんと食肉の状態で流通までしてくれて鶏と同じ値段まで下がれば全然買う。

このウシガエルに関しては外来種駆除としては一番簡単だと思う。 食べる為に殺すことに関しては正当性がありますので大虐殺して良いと思います!

気に入ったのでもう一軒、新宿に食べられる店があるので行ってきました。



上海小吃です。多分誰かに案内してもらうか、ゼンリンのマップじゃないと辿り着きません…。

味なんかもうどうでもいいくらいの
ロケーションで既に満足なんだが?

見ての通り新宿歌舞伎町の路上からは見ることが出来ず、ビルとビルの間の30cmくらいの隙間に入っていくと、どういう構造なのか不明なこのどう見ても違法な建築の店があります。
怪しすぎて120点満点。

店員「一人?ヒトリなら離れの2Fイイ?」
べれ「あ、はい。」

この店が一店舗とは言えないような非常に迷宮のような造りになっている… 消防法はどうした!?ってな感じです。

店員「ノミモノハ?」
べれ「あ、青島ビールで。」



店員「ハイ、ビール。 注文ハ?ナニスルノ?」
べれ「メニュー下さい…。」

事前に調べた名物が載ってないし、読み方も良く分からない。

べれ「カエルのから揚げと、豚の脳みそを。」

店員「カエル?鶏?」
べれ「カエルです。 それと豚の脳みそ。」
店員「OK」
伝票に注文は書いてあるが、中国語ですらない速記のような殴り書きなので合ってるのかどうか。



豚の脳みそキターーーーーー



おっさんの俺からするとインディジョーンズ2のアレのイメージしかないが…

まあ、ちょっとゲテモノ感は否めないが火は通っているし、店の名物なんで大丈夫でしょう。牛や羊は普通だし。

かなり柔らかく、歯茎でも食べられます。
 温泉卵とか魚類の白子くらいのふんわり度で箸ではちょっと油断するとちぎれてしまいます。

まあ、普通! 白子っぽいんだけど味付けがいかにも中華なので、そっちに持ってかれて素材自体はそんなに良く分からない。

たしか2,000円くらい。



カエルのから揚げ!

どうみても唐揚げには見えんのだが… 

日本なのに日本語での注文通らず! こう原形を留めていないと何の肉かも分からないな。まさかカエルじゃなくて鶏なんじゃないんだろうな?

あ、骨だらけw こりゃ鶏じゃねえ、カエルだ。ギリセーフ。 しかしこれはウシガエルではなさそう。可食部分が余りにも少なくて殆どが骨でゴミが溜まる。肉はプルプルしているゼラチンっぽい。 何か別種のカエルでしょう? 面倒なくらい骨があるが別に美味しくない。 これも1500−2000円くらい。

唐揚げなら多分美味かったであろうから残念。

とはいえ、この店は満点だ。
片言なのは勿論ブレードランナーのオマージュだし、スマホのGPSでこの場所探し当てるとなると攻殻機動隊だね。

この店には他に、サソリやらゲンゴロウやらアヒルの血とか各種取り揃えております。



この路線には地獄しかねえな。


フィリピンのバロット(孵化寸前のアヒルの卵)は俺のルール上は食べれるなあ。機会があれば断れないなぁ。嫌だなぁ。断りたいなぁwww