自分は生き物好きだと思っていたのですが、よくよく考えてみると別に鉱物でも植物でも大好物なので、博物が好きなプリニウス野郎だという事を自覚しました。
ので、今回は都内の植物園を3つ回ってきました。まずは調布の深大寺の隣にある神代植物公園。
ぶらぶら美術博物館で、神代植物公園が特集されている回があって、大温室にレア種が沢山あるのが分かったので、ついでに春薔薇のタイミングで行ってきました。
やばいメッチャ広い。 屋外パートは12か月分あるので、11か月分の場所は新緑ではあるものの花が咲いてなく9割が充電中になってしまいます。 システムオールグリーン！
カキツバタと薔薇（これはアンクルウォルター）、シャクヤクとボタンが咲いていましたが、もうじき終わりそうです。終われば今度はアジサイでも始まるかと思います。
全般的に植物園はやっぱり渋いので、ここにはベビーカーは少なく、ジョギングとカメラマンと写生をする人などもう平和そのものです！
こないだ泊まった蒲田なんて、立ちんぼは居るし、公衆便所に発泡酒の缶が捨てられて使用不能になってたし、漫画喫茶でキングダムとか人気ある最新作がレジに行って借りるシステムだったぞ？
動物園は子供がうるさいのでやっぱ植物園だな！マジで治安良い。
さて神代植物公園からはやっぱり大温室です。屋外の樹木も展示物っちゃ展示物だけど、国内で屋外なので日本の気候に適したものでそうなると割とどこででも見れるものなので、梅とか楓とか季節も違うし集中しておいてる園には勝てないので今回はスルー。
一般的には温室の華はベゴニアと蘭なんだけど
ビカクシダ 鹿角羊歯ですな漢字で書けば。
メディニラ 火の鳥
ヒスイカズラ 良い色。初めて見ましたが温室ではメジャーであちこちにあるようだ。だけど咲いてるのを見たのは今回が初めてで、それゆえ今までこんな素晴らしいものを気付かずにいました。植物はタイミングが難しい…。
ブラックマジック かなり黒かったです。黒い植物あるんですね。 ネットのデマだったトルコの黒いバラと違ってこれは黒と言っていいんじゃないでしょうか。。
ダースベイダーの蘭 アリスロトキア・サルバドレンシス
咲いてなかったので写真ですが、モンキーオーキッドの一種。猿顔の蘭は何種かありますがここにはこれだけだったみたいです。
ブラックキャット 黒猫のようと言われるが？
世界最大の葉を持つ胡蝶蘭です。 多分この個体自体はそこまでではない？
バオバブ そこそこ大きいバオバブなのでこれでマダガスカルやアフリカに行かなくても良い？ そうゆうわけにはいかないか…。
砂漠地帯ゾーンには珍しいサボテンが沢山あります。
この入鹿というサボテンは外国では這い回る悪魔と呼ばれていて、成長して伸びていくと根本は枯れていき移動したみたいになります 蘇我入鹿がのたうち回って死んだのが由来とか…。
一番見たかったキソウテンガイです。ナミブ砂漠で樹齢2000歳ともいわれる長寿の草です。生きた化石でこの一種のみ。
珍しい植物として必ず本に載っている草なので見たいと思っていました。いままでフラワー展などで模型を見たことはあったのですが初めて見ました。サイズが全然小さいですが満足。
園内には売店が沢山あって薔薇のソフトクリームやローズヒップティーなど、季節に合わせた気の利いた名物があるのが良いです。 普通の焼きそばなどももちろんあります。
この薔薇のシューアイス180円。美味です。凄く控えめな薔薇の香りで値段的にも温度的にもベスト！持ち帰れないのが難点か。
植物園なら日本中結構ありますが、飲食コーナーがあるのは嬉しい。
もっとも普通の観光ならばこのまま深大寺を散策して蕎麦を食うか、鬼太郎茶屋に行くのが普通です。
植物園は動物園・植物園以上に動きが無いので、解説のパネルが重要なのですが、そういう意味で今まで満足できる植物園というのはありません。
夢の島熱帯植物園や板橋区グリーンドームや浜離宮、ひたちなか海浜公園、昭和記念公園、温室有り無し庭園など曖昧な区別なく行ってますがどちらかというと、貴重な植物は何処も持っているのですがこちらの知識がなくて気付かずスルーしてしまう状況です。
また折角珍しい品種であっても、その開花のタイミングで無かったりすると地味な草でしかなくｗ これまたスルーされてしまう。
解説本もそもそも売ってなかったり、HP見ても開花情報はあっても、何の花があるかは分からない植物園が多いです。
珍しいという点では動物に全然負けてないのでもっと頑張って欲しい感じ。
これからは動物園・水族館に加え、植物園も攻めていこうと思います。 夢の島熱帯植物園も当時知識が足りなかったのでまた行きなおししたいと思います…。
スキタイの羊（バロメッツ）、スパゲッティの木はともかく比較的に見れそうなショクダイオオコンニャクの開花くらいは見ないと！
