視察が怖い!


今年は違うかなと思ったらやっぱり花粉症でした。ベレー帽ですこんばんわ。

ようやく暖かくなってきたので船に乗るぞこの野郎!ということで、とはいうものの、基本的に同じ船には乗りたくないので見つけました!

視察船「新東京丸」


ん〜? 何それ? 視察って何するの?

東京港湾局が持っている視察する為の船です! とはいえ
そんな曖昧な用途は乗った後でも良く分かりませんが、実質的には無料の東京湾クルーズといって差し支えないです。

基本的には平日2回ですが土曜日もやっている時があります。インターネッツで予約できます。

その視察という建前上、
飲食禁止私語は御遠慮ください、対象が中学生以上という縛りがあります。春休みとかには小学生まで対象を下げた親子見学会もあります。

私が行ったのはそれでした。 
何故、親子連れに混ざるという苦行を選択したのか…。

ちなみに私バリバリの 
遊覧目的 いえ視察です。

平日は90分の東京ゲートブリッジもくぐる長めのコースで、出発も竹芝桟橋の隣なんですが、この土曜見学会は60分の短縮版です。

集合場所も東京ミナトリエで出港も青海客船ターミナルというマニアックな所からでした。

東京ミナトリエは最寄り駅としてはテレコムセンター駅で、青海フロンティアビルの20階、地上100mに去年出来たばかりの施設でして、



東京都港湾局についてよりよく知るための無料の広報施設という、基本的には駄目な箱モノの典型みたいなところです(笑) 

故障中の情報端末が放置されているいつものアレな施設だ!


良い所は21:00までやっていて夜景が無料で見れるという事でしょうか。 夜景スポットで有名なテレコムセンタービルが邪魔になりますので500円払っても向こうの方が良いです。 撮る角度がないし反射もきついので… 

まあそんな施設を狙っているわけではないから良いのですが。

それに後の解説によると、税金を使ってるわけでなく埋め立て地を作って不動産を売って稼いでいるのでむしろ税金を納めている側なのでそれなら何も文句は無いのだ。



とはいえ近辺の観光地は見えるので無料としては中々良い。

こういうビルの解説もありますからね。



ここから青海客船ターミナルまでは徒歩で移動です。

青海客船ターミナルはこんな感じです。 ただの桟橋…。

船の科学館の南極船、宗谷の脇にあります。



正面から撮れる場所がない!(船あるある)

ここはもう海上バスも運行していないので何の用途もないターミナルですが、今度、
超大型客船が入港するためのターミナルをここに造っています。 2020年7月に完成するのでオリンピックにはホテルとして停泊するそうです。 

東京湾は超大型船がレインボーブリッジをくぐれないので、手前の大井コンテナふ頭に臨時で停まっている現状を変えるためですね。

という事は今後みんな
ここに豪華客船撮りに集まることになるのだな! 流石に今度はこの辺も活気が増えそう。船の科学館も復活させて!

それにしてもレインボーブリッジめ…。 横浜ベイブリッジもそうだけど、誰だよクイーンエリザベス号より大きい船は作られないって判断した戦犯は…。





視察船の中はこんな感じで、60人くらい座れる動く会議室みたいです。 上の階はというか着席でのクルーズでした。トイレはあります。



模型を見る限りデッキは後ろしかないようで、2Fがどうなっているかは知りたいところです。

うーん、船内の探検とデッキに出れないのは、
船の良い所全て殺しているんだが…。

では視察の開始です! 
よーしパパ視察しちゃうぞ!



特にこれといって定型の港湾局の説明があるわけでなく、係の人(引退した元局員など)が目に入ったものを思い付くまま解説していく感じでした。

うん、これただの東京湾クルーズだw わーい!

ガントリークレーンの高さとか、あれはレディクリスタルで、優雅にフレンチにワインを飲んでいるとか…。



この辺、RORO船が多いです。

RORO船は、カーフェリーの一種ですが人は載せない貨物船として登録されている船です。ざっくり。 コンテナ船だと港にガントリークレーンが必要になりますけど、これは搭載量は減るけどトラックごと自走で搬入できる利点があるという事です。

これは紙のロールを運んでいるとか言ってました。 

東京は貿易量が2位にWスコアで1位だとか。他にも色々為になることを説明していましたがメモは取ってないので忘れました。

視察です。



と横を伊豆大島行のジェットフォイルが! はえええええ! セブンアイランド大漁かな。




丁度12時くらいなのでレストランシップと何度もすれ違う。 ヴァンテアンは料理付きだから一人は厳しいが、他の船は乗船のみクルーズもあったはずだから一人で乗ってこようかな。 いつか彼女と…などと思っていたのが
もう解禁しようw それか母の日に行こうw もはやそれしかないのだ。



新型のガントリークレーン。20万トン級の船にも対応しているそうです。



対になってるこれは海底トンネルの通風孔だそうです。



これも。 

海にコンクリの筒を沈めて行って、水を抜くという作り方みたい。なるほど、てっきりお家芸のシールドマシンかと思ってた。

解説ありのクルーズありがてえ。 今度出来る四角い方のデザインが気に入らなくて猛反対したけど押し切られたとかの
親子見学会向けとは思えない愚痴も聞けたりした。 元局員、結構凄い人だったみたいです。



レインボーブリッジはくぐれますが、船室の中から見てもなぁ。甲板いきたい。とはいえこちらは小型船なので揺れるから実際問題無理かもしれない。



羽田D滑走路まで行って折り返し。

撮れていませんが、晴海のオリンピック選手村、トライアスロン会場、パラリンピック等々沢山のオリンピック施設が軒並み建造中でした。 あと最終埋め立て地も作ってました。新しい土地なので領土問題が勃発しているとか(笑) この辺って昭和から定点観測してたら凄い陸地が増えて建物ニョキニョキ生えているんだろうぁ。

船は飽きないものだけど、外海まで出ないからずっと両岸になにかしらあるしそれを解説してくれるしであっという間の60分でした。 レストランシップでのクルーズも良いけど、あちらは解説が無いですしそもそも有料ですからね。

平日の90分コースが2種あるみたいなのでそちらにも行ってみようかなと思います。無料だし。

大家族の人とか、なんなら団体でも60名までなら受けるみたいなので、多ければ多いほど得。月1回までの利用制限があるものの利用しない手はない。

普通に東京観光する人は、これだけだと尺が物足りないので、近くの船の科学館(無料)と日本科学未来館、大江戸温泉物語が徒歩圏なので、なんなら実物大ユニコーンガンダム(無料)も20分も歩けば着きますので一日視察できてしまう。


べれ「いやー視察した視察した。こんな大変な視察はお茶が怖い。」