昆虫展がいっぱい


虫くんって居るのかな?って検索するとなんか変なスノボYoutuberが引っかかる件。ちなみに虫とは関係ない。ベレー帽ですこんばんわ。


クレイジージャーニーにも、アリの人とか、どうぶつ奇想天外でも虫ガールみたいの出てきてはいるんだけど、いまいちさかなクン程のスター性には欠けていますね。 ですが居るとしたら今年の昆虫ブームはこの人のおかげですかね。


昆虫マイスター香川照之さんです!

上野の東京国立科学博物館の特別展「昆虫」に行ってきました。 子供の夏休み前の平日を狙っていったのですがそれでも子供連れ多かったですね。 子供はシャンシャンでも見てろよ。

先に言いますとこの昆虫展、そんなに香川さん関係ないですw

香川さん要素と言えば



香川さんの年表かなw



この全く意味が分からない、昆虫サッカーと昆虫ベースボールでほぼ香川さんコーナー終わり! ちなみに会場の最後の方にあります。

ゴールキーパーがナナホシテントウって小さ過ぎるwww

本来であればイヤホンガイドが香川さんなのでそれを借りれば良かったのですがそこまで気が回らず普通に500円ケチってしまいました。 通常大した情報は無いものなので…。 ちなみに図録も無駄に高くて意味が無いことが多いです。 図録と一緒においてあることが多い
関連書籍を買う方がよっぽど良いのは内緒です。

さて今回の展示ですけども、
正直言って初心者にはあまりお勧めできない…というのも既に大宮インセクトフェスティバルとか、中野のむし社とか行ってきてるので、これらの標本が安価で買えるという事を知ってしまっているというのと、多摩六都科学館にある標本の方が同じ種類でもより良い物だったりするので。

昆虫学者の丸山さんの本を読んでる人には、監修がまさに丸山さんなので本に出てくる虫の実物が出てくるのは良い点かな。

ただ知っている内容をなぞっているということにもなるw



人間大サイズの昆虫模型とか



ジュラシック琥珀とか



ベタな無難昆虫標本。



アレクサンドラトリバネアゲハがありました。 普通はゴライアストリバネアゲハかゴクラクトリバネアゲハのことが多いのでこれは嬉しい。 他のも大概ワシントン条約に引っかかるんだけど、特にアレキは1類に分類されるのでいかなる商取引を禁ずるのです。 というわけで許可が出るのはこういった博物館での展示くらいですね。 ところが基本、蝶って個人が集めるものでw 収集者が死んで家族に理解がない場合に博物館に寄贈されるものなのですw

ワシントン条約前のコレクションしかないわけだから、かといって古すぎると保存技術が悪すぎて残ってない、ということで微妙にセーフだった年代の物しかぐるぐる回っているだけで超レア。



ウマノオバチ これは日本にもいるらしい。勉強になるなぁ。博物館現地じゃなくて、家でウィキペディア読んでからが本番ですけど。



タイヨウモルフォ、なんかレアらしいw



マルガタクワガタの仲間



ヒャクメトラフヒトリ これは書いてある通り珍しそう。 見たことない。



チャンズメガスティック 現在は60cm級が最大らしい。これはそんなにはない。



ケラモドキカミキリ かっこいい。



マレーテナガオサゾウムシ これもいいね。



ウミアメンボ 
基本的に海には昆虫は居ないんだけどこれがその例外。沖の方に居るみたいよ。



ロクロクビオトシブミ

象虫という写真集で見たやつ! こないだ近所で近縁のエゴツルクビオトシブミが普通に居るのを発見しました。意識の違いか。





今一番熱い昆虫ツノゼミです。

丸山さんの「ツノゼミ ありえない虫」という本で大ブレイク。 なにげにアーティストとか美術・創作系に購入者が多いとのこと。



Gの部屋





ハテナゴキブリとマダガスカルオオゴキブリ。


IZOOのゴキブリタワーほどのインパクトはないな。 あっちが凄すぎるのだがw 2千匹をガラスケース無しの展示だからw

見たい人はつべで検索してみてください。


今回の目玉となる展示はイグノーベル賞で有名なトリカヘチャタテの標本。



雌が雄を犯して交尾する虫です。


昆虫を応用した化学コーナー。



遺伝子をいじった発光するシルク(カイコガ)



モルフォチョウの構造色を利用した繊維。



蛾の目の構造を利用したモスアイフィルム。 左は昆の部分とか、麦わらの右上に反射の映り込みが見えるのに対し、
右のポスターは全く反射がない。





ヤンバルテナガコガネのホロタイプ標本。 これを基として種を特定するたった一つの大事な標本のこと。



丸山さんがこの企画の為に採ってきた青蜂の一種。 この新種に自分の名前を付けるキャンペーン中。


この後は、標本の作り方のコーナーと昆虫採集の仕方のコーナー。

バナナトラップ・バタフライトラップ・イエローパントラップ等々あるんだけど



ノムラホイホイ

が唐突に置いてあって興味を引く。 野村さんが捕まる訳ではありませんw どうしてもそう思っちゃう命名だよなぁ。考案者の名前ですね。


ミュージアムショップは



高い図録はともかく、採集キットはいいね。



蟲入り琥珀と標本は、良いやつ過ぎて1万以下が無かったですね。 これじゃ子供は買えない… もっとも昆虫愛好人口が増えても問題だから入り口は狭い方が良いのかも。

ちなみに昆虫採集で絶滅するよりも、また逆に保護活動してても、ゴルフ場の開発とソーラー発電の設置が禁止されてないので
山ごと無くなって絶滅します。 

現地の人も森を切り開いて米を作ったりしてるけど、いえ森の昆虫を養殖した方が全然儲かりますよ…と誰か教えてあげて。


次は、東大総合研究博物館の昆虫標本展へ行きました! …to be continue


てゆーか、ロクロクビオトシブミのフリー素材あるのかよ。 いらすとやヤバスギワロスw