箱根山戦争 戦後


乗り物はお好きですか?大好きです。ベレー帽ですこんばんわ。

今回は小田急で箱根を巡ることにしました。

乗り物好きとしては、立山黒部アルペンルート全線制覇のような浪漫が箱根にはあるのです。

ロマンスカー、箱根登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船、箱根登山バス、ロマンスカーの周回ルート。或いはその逆の時計回り。これを
箱根ゴールデンルートと言い、小田急グループで占められているので箱根フリーパスという乗り放題切符を使います。

これに対抗するのが西武グループの箱根旅助け切符なのですが、これは小田原から箱根園を経由して熱海に抜けるルートです。

まあもう勝敗は付いていて、箱根観光でイメージするものって全て小田急のイメージです。

一般的には新宿からロマンスカーで来る人が多いので、その人達が直ぐに乗り換えられる箱根登山鉄道を選びがちなので反時計回りが主流です。登山鉄道やケーブルカーも登りがテンション上がりますしね。

なので今回は空きやすい時計回りにしました。更にゴールデンルートをより強化する為、
家からは神奈中(小田急グループ)とJRを追加して来ました!

町田からはロマンスカー



まず箱根湯本駅を降りてバスターミナルに移動します。



この箱根登山バス、山を登っていくので滅茶苦茶揺れますので、座れなければ次のを待つのをお勧めします。

更に
畑宿で途中下車し、箱根旧街道を徒歩で山を超えるルートを追加しました。



このコースだと箱根八里の内の一里(4km)だけ、石畳が残る部分だけ徒歩で登ることになります。



物好きな……と思いますが、自転車の人や(バスと同じルート)、ハイキングの人、トレイルランニングの人、外国人、太鼓を叩いている人など、沢山の人が色々な目的で山越えしています。徒歩の人はショートカットの階段が使える箇所も。

標高差は約400m。距離は4〜5km。所要時間は1時間から1時間半でしょう。

ざっと高尾山をケーブルカー使わずに登るのと同じくらいの体力でしょうか。

東海道中膝栗毛の頃は一日で箱根八里を移動しているので、全部が坂ではないにせよ、8倍となればなるほど箱根越えは難所だったろうな。

実際に体験するのは大事。




その頃からここにある甘酒茶屋。



後はもう下りです。芦ノ湖に抜けます。 



ライバル社の遊覧船と、駒ヶ岳ロープウェイが見えます。こちらの遊覧船は箱根園の方角へ行きます。





箱根関所に到着。資料館と一部は有料です。フリーパスでは100円引きです。基本的に箱根フリーパスには施設の料金が入っていないので
乗り物に乗るのがそのまま目的となります。



ここから海賊船に乗ります。ロワイヤル2号



フリーパスで乗り放題ですが、グリーン席は別途有料です。500円くらい。

25分くらいしか乗らないし要らないだろう……ケチなのではない。多分。



と思ったら上級船員しかあのマストに行けない……。 大人だから我慢できたけど子供だったら泣くぞこれは。



船内にはトリックアートと





どうやって始めるのか、謎解きの問題があちこちに。 いやだから25分しかないんだって!



桃源台に到着しました。 ビクトリー号も来ていました。海賊船は3隻ありますが、乗りたい船に合わせるのなかなか大変です。



海賊船と一二を争う人気の乗り物ロープウェイに乗ります。



ロープウェイにしては珍しく、駅が複数あり、しかも大涌谷では強制で乗り換えです。

なので大涌谷は普通に下車観光できます。大涌谷は数時間の駐車場渋滞が出来ていたのでロープウェイはありです。マイカーでも桃源台に停めるなり早雲山に停めるなりした方がよさそう。



来たからには黒卵を買わなきゃならん。だって
500円で7年も寿命が延びるんだもの。





大涌谷自然遊歩道はまだ火山規制の為、事前予約制です。

下りのロープウェイに乗り換えます。



強羅からはケーブルカーです。
ケーブルカーの運行間隔が一番悪いのでここが詰まります。



普通はもうこの辺で疲れていると思います。乗り物乗り継ぐのも結構大変w。

箱根には子供時代から親に連れられたりして何度も来ているのですが、このルート全線は初めてです。

多分マイカーに乗っていれば移動費は1台分で済むとか、予算が大きいのだろうけども
乗り物自体が疲れるという本質的な問題もあるのかもしれない。



箱根登山鉄道です。強羅から箱根湯本へ行きます。小田原までも繋がってはいますが箱根湯本で乗換が必要になります。



余りにも急カーブなので、3両なのに先頭車両が見えたりします。連結部を見ていると凄いずれるのが見えます。車両間の移動は出来ません。

途中3回ほどスイッチバックという、移動の向きを変えてギザギザに移動しますが、
何も知らない外国人が終点で降り忘れて引き返した!と勘違いしてパニクるまでがセットです。

大丈夫。俺も知識として知っていたのにちょっと驚いたし、日本語アナウンスの後の英語アナウンスでホッとするのを見るまでがアトラクションなのだから。

箱根湯本からは個人的には入生田の博物館に行きましたが、通常ならばロマンスカーで新宿なり帰路につくでしょう。

最後の締めとして、小田急グループのチェーン店の名代箱根そばで食べましょう。

ゴールデンルートに徒歩の旧街道踏破、神奈中と箱根そばで、
ゴールデンを超えた超ゴールデンルートの完成だ!




徒歩移動したり、博物館に寄ったりと帰りの駅に遅く着き過ぎて、日曜だからか営業時間外でした……。

俺の箱根そば……。