ほんとの紅葉
秋田に飽きたと言いたいところをぐっとこらえるベレー帽ですこんばんわ。受ける受けない関係なく親父ギャグを口にしてしまいがち。
秋田なんて失礼ながらナマハゲと、大曲の花火しか無いんじゃないと思っていました。

神の絨毯と言われる、宮城・秋田・岩手の三県に跨る栗駒山です。 宮城では駒ヶ岳、秋田では大日岳、岩手では須川岳と呼ばれています……って、じゃあ誰も栗駒山って呼んでないじゃん。
さて、この画像は見るからに加工品じゃないですかw まあ私もこういった盛ったネット画像に釣られて秋田まではるばる来たわけで。
まあ、一番アクセスが良く、神の絨毯のベストスポットがあって栄えているのは宮城県側です。新幹線にもくりこま高原駅があるし。
ん?あれ、いやいや? おお?これは大当たりじゃない!?
これは肉眼に近い見た目です。むしろ本当の色遣いの方が雅がある!
大仏の金箔も古い方が渋いよね?
晴れ間が差して歓喜に沸くハイカー達。この為にみなマイカー規制やらここまで60分くらいの急登を登ってきたのです。今年2025年は10年に一度の紅葉の当たり年で、10月4日は晴れていた土曜という事もあり完全勝利です。
ここからは団体ツアーという事もあり、岩手側の須川温泉に降ります。お土産を既に買いまくっているのを預かってもらっているのと、降り口にバスが先回りしてくれているのがバスツアーの魅力。
メインの神の絨毯はいわかがみの中央コースの途中にあるので、そもそも山頂までも行かない軽装の家族旅行も多いです。
なので、頂上を抜け岩手側に降りていくと一気に人は少なくなっていきます。
団体の一番の魅力は沢山居ればクマに襲われなくて済むという事です。この栗駒山、今年クマに連れ去られてまだ見つかっていない山菜取りの方がいらっしゃいます。
なんでこっちこんなに絶景なのに人が少ないかというと、こっちから登ると登り4時間になる上に神の絨毯は見られないからですw いやこっちも充分、人生で一番の紅葉と言って差し支えないのだが。
いや、まじで東北の紅葉の真髄を見た気がします。
関東の紅葉ってこれなのよ。 黒ずむwww
あるいは黄葉か。
まあ写真フォルダ探ると、ちゃんと京都の赤もありましたが、
個人的には開けている規模と壮大さから、今まではこの野辺山高原しし岩展望場から見る八ヶ岳の茶色を推してました。
東北の紅葉を知るまでは……。
そして怖いことに東北には紅葉の山なんて幾らでもあるw
翌日になりますが
秋田駒ケ岳ですが、ここも岩手との県境です。
お目当ては通称ですがムーミン谷です。 ま、ムーミン谷は夏の時に観光客が命名したようですが。
小さい噴火口も見えますね。湿原などを木道で通ります。
ま、まあ、そもそも論として山は麓よりも曇ります。
ここでの紅葉とはチングルマなどの草紅葉です。ちなみに我々以外ほぼ居ません。最初から雨予報なので遠方から来て、行くしかなくなったツアー客しか居ないのです。幸い合羽を着る程のことは無かったです。
砂漠を抜けて外輪山の縁を目指しますと
というか先程から物凄い熊臭がします。足跡も沢山あります。登山をすると分かるのですが、クマは圧倒的に臭いが強烈です。初めて嗅いだという人でもこれが獣の臭いだと分かります。糞がある訳ではないのですが、そんな感じの臭いです。団体で無かったら死んでたな。 バリバリの活火山だし、こちらも縦走コースじゃないと日帰り大変だしでツアーにして正解というところ。温泉セット預かってもらっているしね。
え?何これ凄い! こういうのを見るとこれだけ熊の被害を報道されても、登る人が居るのが分かるよ。(急な他人事風)
今まで結構な数の山を登ってきましたが、まだ違うパターンがあるのかと。この規模のカルデラ初めてだなぁ。
ちなみにその稜線をこれから歩きます。あそこ歩くの?最高じゃん!
あれ? 中に入ると意外と地味。
そして壮大だっただけあって、地味にロングぇ。下りはずっとこの感じが2時間。
そして、どんなに重いカメラを担いで行ったとしても
ドローンしか勝たん!
流石にAI紅葉は駄目だと思うけども、ドローン映像は案外、現地にも負けないかもしれん。もしVRにでもなればこたつでミカンでも食べながら、山頂に着くじゃあないか。もうそれで良いな。